2019年私的おもしろかったエンタメランキングTOP5
なにはなくともこれを書き納めなければ年は越せない。
私が毎年恒例にしているエンタメ1年間の振り返りです。
第5位 陽水の50年~5人の表現者が語る井上陽水~ (NHK総合12月27日放送)
井上陽水を一言でいうと「人間じゃない」。これに尽きます。
生で見ればより体感できると思います。
(私は井上陽水が大好きなのに、記念すべき50周年記念ライブが産後2日目だったので行けませんでした泣。)
井上陽水はエネルギーでそのまま表現してしまう天才です。
主張せずとも醸し出てしまう。
だからほとんどの努力の人は対峙した時点でもう負けてしまう。
50年、ミュージシャンという分野のもとで進化し続けられること。その姿を見せてもらえることに感動します。
第4位 アニメ映画『天気の子』
音響効果がとても美しかった。映像ももちろん美しいんだけど、目をつぶって聴いたとしても頭の中に美しい映像が浮かぶような音楽と音響効果のハーモニーでした。
脳内がとても幸せでした。
雨が降る音、大量の水の音、風の音…効果音を聴くためにもう一度見たいです。
音響効果はちゅらサウンドの森川永子。君の名はもこの方でしたね。
第3位 星野源 ドームツアー“POP VIRUS”
DOME TOUR “POP VIRUS" at TOKYO DOME [Blu-ray] (初回限定盤)
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2019/08/07
- メディア: Blu-ray
自身初の東京ドーム公演を見に行きました。
初期の1K一人暮らしみたいなギター1本引き語りと、
POPSTARとしての『恋』や『SUN』など、華やかなステージ。
初期を忘れないでいてくれたのが安心した。
「5万人といる安心感」と星野源は言った。
「え~!5万人と一緒にいて安心する⁉」と私は思った。
それは愛されている自信と安心感なの??
星野源の内面には境界がないみたいだ。
第2位 小沢健二『So Kakkoii 宇宙』
今の小沢健二は大きいことも小さいことも音楽の中で言えるところが素晴らしい。
この1枚のアルバムの中に暮らし、君と僕、社会、宇宙、平行世界なんかが詰まっています。
明言はされていないけど、宇宙や意識にかなり詳しいとみた。
同じ時代に生を受けていることをうれしく思う。
彼のTwitterは示唆に富んでいるのでフォロー推奨。
第1位 アニメ映画『海獣の子供』
「人は何のために生まれてくるのか」
「宇宙も人間も同じ」
「光と闇、男と女、生と死…二極の世界」
妊娠中の夏にこの映画を見られて本当に良かったです。
なにから感想を言えばいいのかわからないほど、子宮にズドンとくる映画でした。
宇宙の哲学が詰まっていました。
不思議な出会いに巻き込まれて、結果的に主人公の女の子が自分の日常をより素直に生きられるようになって良かった。
この映画の最後のメッセージは「子供を産め」ということだと解釈しました(これは見る人によって全然ちがうかもしれないけれど)。
言語化、言語化ってやたらという人がいますけど、それで物事をすべて理解できるなんて乱暴な主張です。
大切なことは言葉を追い越していて、“感じること”が抜けていては腑に落ちない。
感じることは、生きて体験するということです。
原作は漫画ですが、あまりにも大きすぎるテーマをよく書いてくれたなと作者である五十嵐大介さんを尊敬します。
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【あとがき】
今年中にアナ雪2を映画館に見に行けなかったことだけが心残り。
リビングのスピーカーから音楽出して、赤ちゃんを抱っこしながら歌い踊るのが今の楽しみ。
やっぱり私は音楽、映画、テレビが大好き!