『無数の夢が頭の中で鮮やかに輝いて 僕を寝かせてくれない』
映画館で見てから1か月近く経つのに、未だに私の心の中でキラキラと輝きを放っているので、ここに書き留めておくことにする。
THE GREATEST SHOWMAN
この壮大なタイトルを付けるに十分すぎる魔法が散りばめられていた。
非常にわかり易いストーリーで誰が見ても心が躍る、人生を肯定する映画。
開始10秒から目頭が熱くなった…
本作はミュージカル映画。
音楽を“観客と作り上げる”様子を冒頭のワンシーンで見せられ素直にスゴイと思った。
演者は与え、観客は受け取るものだと思いがちだが、観客もショウ作りに参加しているのだ。
そんなショウがもっと増えたら楽しいだろうな。
全曲名曲!!!
ミュージカルの主軸となる音楽は、どれも一緒に歌いたくなるポップソングばかり。
聞けば『ララランド』でアカデミー賞を受賞した音楽チーム・ソングライターの二人が音楽制作を担当しているという。
でもマイケル・グレイシー監督と彼らが『THE GREATEST SHOWMAN』のために手を組んだのは『ララランド』も世に出ていない無名の頃だったそう。
映画化がまだ決定していない初期段階からクリエイター同士、心の灯を絶やさずに、支え合ってきたのだな。
企画から完成までに7年もかかったとか。諦めないでいてくれてよかった…!
映画館を出てから速攻でCDを入手した。Apple Musicにも入っていた。
映画の始まりといわれる仕掛けが出てくる
真っ白な布に光と影…とても幻想的なシーンだが、実は映画の元の元ともいえるシンプルな仕掛け。
自分でも作れると思う。やってみたいなぁ。
映画の中で映画を見ているってなんだかとてもファンタジーでわくわくした。
時代を変えるのはいつだって非常識な大口叩き
P.T.バーナムという主人公は終始一貫してまだできてもいないことを自信満々に語る。
もう羨ましいくらい強気。
そのパッションにみんな魅せられてしまうのだな。
やはりね、自分発信で物事を実現していく人って尊敬します。
自分の理想を実現するだけでなく、人々に輝ける場所も与えている。
バーナムのように事業ではなくとも、ささやかだけど、みんなで〇〇に行きたい!とか人々を巻き込んだハッピーの輪を拡大できたらいいなと思いました。
魅力的な女性たち
私は本作で女性たちにくぎ付けになりました!
めちゃくちゃかわいい&スタイルいい!!
彼女の肌の色が映える鮮やかなグリーンやピンクの衣装が素敵でした。
キアラ・セトルさん(髭の女性ヴォーカリスト)
初めてこの方を知ったのですが、主題歌『This is Me』は彼女の迫力があるからこそ、あれだけの力を持った一曲に仕上がったのだと思います。
さすがすぎるミュージカル女優…。
レベッカ・ファーガゾンさん(歌姫ジェニー・リンド役)
歌ってるのはこの方ではありませんが、とにかく美しい!!
彼女が歌うシーン、ずーっと顔の正面からのアップだけなのに時間が持つって結構すごいことだと思います。美しさだけではない力強い表現力を感じました。
2018年最初に見た映画がグレイテスト・ショーマンで、今年も頑張ろうって思いました。
全人類におすすめします!